むさし野自然農場

白露の候。
残暑厳しい日が続きますが、日も短くなり、朝晩は秋らしさを感じるようになりました。

今年も、さつまいもの収穫がスタート。
今のところ、今年のさつまいもの出来は良さそうです。

むしろ、
例年に比べ、今年の夏はよく晴れて日照時間も十分にあったので、とても豊作となる気がしています。

さつまいも農家にとって収穫で気になるのは「品質」と「収量」。
いもの形状、毛穴の深さ、皮の色味、味の良さが品質のポイント。また、収量は、一株あたりのイモの成り数、２Lサイズの割合、一株当たりの重量を目安にします。
なかでも気になるは、やはり「味」。直売所では、毎日のように、収穫したイモを蒸かして味をチェックしています。9月初物のいま時期は、長期熟成の甘さとはいきませんが、掘ってから数日置いておくだけで、蒸かすとほっくりと甘く美味しいです。

さつまいもの甘みはでん粉含有量で決まってきます。でん粉含有量は、育成中の日射量が多く、栽培後半の気温が低いと、増加する傾向があるようです。これから涼しくなるにつれ、より美味しいさつまいもの収穫が期待できます。
つまり収穫してからの貯蔵期間も大事ですが、さらに収穫時期も重要となるのです。同じくらいに肥大したさつまいもでも、でん粉含有量に差が生じうるようです。

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