もう夏も終盤に差し掛かってきましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
暑い時期はやっぱりアイスコーヒーが一番人気。
碑文谷店では、今年は少し早めに3月から水出しコーヒーをお出ししています。
水出しコーヒーのいいところは、水(=低温)でゆっくりコーヒー成分を抽出するので、豆本来の甘さやキャラクターがしっかり感じられるところ。
当店のレシピでは、コーヒー粉を水に浸けておくだけ。
しかも大量の仕込みも可能なので、その手軽さも店側からすると利点の一つです。
もう夏も終盤に差し掛かってきましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
暑い時期はやっぱりアイスコーヒーが一番人気。
碑文谷店では、今年は少し早めに3月から水出しコーヒーをお出ししています。
水出しコーヒーのいいところは、水(=低温)でゆっくりコーヒー成分を抽出するので、豆本来の甘さやキャラクターがしっかり感じられるところ。
当店のレシピでは、コーヒー粉を水に浸けておくだけ。
しかも大量の仕込みも可能なので、その手軽さも店側からすると利点の一つです。
私がコーヒーの世界に入ったばかりの頃は、まだまだアイスドリップの方が主流でした。
とあるコーヒー屋で初めて飲んだ水出しコーヒーの衝撃たるや・・・。
美味しいを通り越して、悔しささえ覚えました。
そして今やどこのお店でも、すっかり夏の定番ドリンクとなった水出しコーヒー。
私も「やっぱ夏は水出し!」なんて思いながら毎日仕込みをしていたのですが、
いやいや、ちょっと待て。アイスドリップの存在を忘れていないかい・・・?
そんな声が降りてきたのは、エチオピアのウォルカという豆をドリップコーヒーで淹れたとき。
碑文谷店で扱うエチオピア ウォルカは、白桃のようなフルーツ感とアールグレイを思わせる余韻のコーヒー。
このときはホット用のレシピで淹れたのですが、暑かったのでそれに氷を入れて飲んだところ、
「これは・・・まるでピーチティー!!」
カップを口に近づけた瞬間から香る果実感。
口に入れてから余韻まで、抑揚のある飲み心地。
味に芯があるのにすっきりしていて飲みやすい。
もしかしたら水出しよりもドリップの方が美味しいかも?
ということで早速飲み比べ。
水出しコーヒーは浅煎り豆でもしっかりとコーヒーらしいコクを感じます。
甘さもあるし、口に入れたときの質感もややとろりとして心地よい。(※もちろん豆の特徴にもよります。)
アイスドリップはフィルターを通している分、コーヒーから出る油分が多少削られるので質感はサラッと。飲み心地もすっきりとしていてゴクゴクいけちゃう。
レシピによって変わる部分もありますが、豆のキャラクターのいいとこ取りをしている感じ。
うーん、、、どっちも美味しい!
これはもうお好みです。
味だけにフォーカスしたのが間違いでした。
ではどっちも美味しいとなれば、違う観点から考えてみましょう。
ご自宅で淹れようと思った場合、どっちがいいか?
もちろんお客様にはお店に足を運んでいただきたいところですが、ご自身で淹れる楽しさも感じていただきたいなという店主兼バリスタという立場のジレンマは置いといて・・・。
となると器具を色々揃える必要のあるドリップよりは、水出しコーヒーの方が手軽に作れるため、やや優勢と言えるかもしれません。
また淹れ方によって味に変化の出るドリップと違い、大きなブレが出ないことも勝因の一つになりそうです。
ここで碑文谷店のレシピを簡単にご紹介。
コーヒーの粉量に対して10~12倍の量の水を用意します。
それを密閉できる容器に入れて8時間冷蔵保存するだけ。
コーヒー粉はお茶パックなどに入れてから水に浸けると、後々取り出しやすくて楽チンです。
8時間後、粉の入ったお茶パックを取り出して完成。
さらにこれをペーパーフィルターなどで濾すと、味わいがよりクリアになります。
ちなみに碑文谷店で扱う豆は、店頭にて100gからご購入いただけます。
豆を挽いてのお渡しも出来ますので、「水出しコーヒーが作りたい」という熱い思いをスタッフにお伝えください。
アイスドリップのレシピは長くなりそうなので、またの機会に。
@碑文谷店店主