おいしいコーヒー。
それは、カフェのオープン前に出会った1杯のコーヒー。
「コーヒー1杯でこんなにやさしい気持ちになるんだと思ったんだよね…」遠い目で武田は語る。
男のロマンですね…とちょっぴりバカにしてみたが、どこか温かさや懐かしさを感じるこの1杯のコーヒーは確かにおいしかった。
その後、OIMOcafeはご縁あって色んなコーヒーに出会った。おいしいのはもちろんだが、人とのつながりや歴史、こうなるまでの経緯も大事にしたい。オープン当初からの武田の変わらぬ意向だ。
たまには武田風にうんちくを絞り出すと、コーヒーという果実はとっても繊細で、自由で、毎日表情を変えたりする。年々発展もめまぐるしく、淹れ方も多種多様になり、いろんな表情が引き出せるようになった。
更に、お客様一人一人好みも違えば、その時の気分で飲みたい味も変わる。エイジング、天気や気温にも左右される。肩書きやブランドでは決まらない。まして飲む場所、状況でもおいしいは簡単に変わったりもする。
だから楽しいのだ。